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STORY20
ハウスで経験させてもらった
ボランティア体験
誰かの役に立つことのできる
喜びは今も胸に!
ハウス利用者
いろはちゃん
ハウスで過ごした
姉妹一緒の貴重な時間
私は、生まれつきの血液の病気で、生まれてからずっと入退院を繰り返してきました。6歳になって、自宅がある神奈川から遠く離れた名古屋大学病院で骨髄移植をすることになり、その半年の入院生活の中で、何度もなごやハウスにお世話になりました。
入院生活中、私と母は名古屋、父は神奈川、姉は埼玉の祖父母の家と離れ離れの生活で、姉と一緒に遊ぶこともできず寂しい想いをしていました。入院中の外泊では、外泊許可に合わせてハウスに泊まりに来てくれた姉と数カ月ぶりに会えたのがとても嬉しく、ずっとくっついて、リビングにあったドラえもんのボードゲームで一緒に遊んだのをよく覚えています。
滞在中に、母がキッチンで食べたいものを作ってくれたこと、本がいっぱいあるお部屋で本を読めたことも嬉しかった思い出です。
中でも一番ハウスで印象に残っているのは、ボランティアのお手伝いをさせてもらったことです。ハウスのボランティアさんに教わって、各部屋のカレンダーを月始にめくったり、お掃除をしたりしました。病院では受け身でいることが多かったので、何か少しでも誰かの役に立つことができるのがとても嬉しかったのを今でも覚えています。
ハウスで過ごした
日々の先にある
現在の中学生活は
チャレンジの毎日
今も毎年1回、検査のための通院でハウスを利用しています。
ハウスで過ごした日々から7年。私は今年で中学1年生になり、吹奏楽部ではホルンをやっています。定期テストにむけて数学
などの苦手な教科を頑張っています。
入院中の皆様が、辛い治療の中で少しでもハウスでほっと一息つける時間が過ごせるよう、お祈りしています。