こんにちは、「神戸ハウス」ハウスマネージャーの仲井です。
今回のブログでは、先月、１年がかりでついに完成を迎えた「ホスピタルアート」についてご紹介させていただきます。

ホスピタルアートとは？

ホスピタルアートとは、美術や音楽などアート(芸術)の力で、病院などの医療環境をより快適な癒しの空間とする試みのことです。

「神戸ハウス」は、兵庫県立こども病院に隣接し、多くの病気と向き合う子どもとそのご家族を支援しています。
昨年、私たちは「ハウスに滞在するご家族に、少しでも安心と癒しを提供したい」という想いから、この「ホスピタルアート」への挑戦を決意。ハウス内にある階段の真っ白な壁に、利用ご家族やボランティアさんらと一緒に大きな絵を完成させる計画を立てました。

神戸ハウス外観↓

ホスピタルアート実施前の階段壁面↓

この計画の実現に向け、昨年夏にクラウドファンディングを実施。
多くの方々から温かいご支援をいただき、目標の100万円を達成することができました(ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました！プロジェクトの詳細はこちらからご覧いただけます)。

その後、昨年秋から打合せや準備を重ね、先月2024年8月12日、ついにホスピタルアートが完成しました！
ここからは、70名以上の方にご参加いただいた完成当日の様子をお届けします！

みんなで描く、神戸の街

今回のホスピタルアートで描くのは、ハウスがある神戸の街を象徴する「空・山・海」。
各フロアの階段の壁面をキャンバスに、３階は空、２階は山、１階は海をテーマにした絵を完成させます。

絵のベースとなる部分は、本プロジェクトにご協力いただいた「特定非営利活動法人アーツプロジェクト」様にあらかじめ描いていただき、当日はハウスを利用するお子さんやご家族にも参加していただきながら作品を完成させていきました。

さあ、お盆の3連休の最終日。天候にも恵まれた中、ホスピタルアートが始まりました！
この日は、ハウスを利用中のご家族や、過去にハウスを利用されていたご家族、ハウスのボランティアさん、病院関係者の皆さま、ご支援者さま、神戸学院大学ボランティア支援室の皆さまなど、70名以上の皆さまが参加してくださいました。心から感謝申し上げます。

参加者のお子さんたち、本番前に、まずは練習です。
練習台のポストカードに「とんとんとん」とスポンジに含ませた塗料を軽くたたいて色付けしていきます。
〇・△・◇　お好みの形を選んで、力の加減も工夫しながら「とんとんとん」。

練習が終わったら、いざ本番！！
階段の壁に世界に1つ、オリジナルの色合いでアートを描いていきます。

神戸の街を表す「空・山・海」を表現したベースの絵に、参加者の皆さんのホスピタルアートが映えます。

この形と色は、見る人の気持ち、光の当たり具合などによって、その時その時で見え方が変化するように考えられています。

「空」の絵の中心にある2つの星は、「兵庫県立こども病院」と「ドナルド・マクドナルド・ハウス 神戸」が今後も連携を強め、常に病気と向き合う子どもとそのご家族をサポートするという意味合いを込めて、兵庫県立こども病院の飯島病院長先生と、ドナルド・マクドナルド・ハウス財団の河野辺常務理事に描いていただきました。

そして、ついに完成！！
こちらが、皆さまのご支援により完成したホスピタルアートです！

３階「空」↓

２階「山」↓

１階「海」↓

ハウスを利用中のご家族からも、「シンプルだった白い壁が明るくなり、階段の上り下りが楽しくなりました。」というお言葉をいただきました。
本プロジェクトにご支援・ご協力をいただいた皆さま、重ねて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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＜クラウドファンディング　収支報告＞

【収入】

クラウドファンディング総額　　　　￥1,033,000

READYFORシステム利用料　　　　　 ￥159,082

差引額　　　　　　　　　　　　　　￥873,918

【支出】

壁画制作費　　　　　　　　　　　　￥540,000

材料・人件費等　　　　　　　　　　￥125,000

企画運営・作品監修費等　　　　　　￥125,000

消費税(10%)　　　　　　　　　　　  ￥79,000

合計　　　　　　　　　　　　　　　￥869,000

差引額　　￥4,918は　ハウス運営費とさせていただきます。

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「神戸ハウス」は、今後も利用ご家族に寄り添い、安心・安全なハウス運営をしてまいります。

ハウスの最新情報はX(旧Twitter)でも日々発信していますので、ぜひフォローをよろしくお願いいたします！（神戸ハウス公式アカウントはこちら）

引き続き、病気と向き合う子どもとそのご家族へのご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。